B 205 試験の日々

1990年1月6日(日)

昨夜の食あたりで一日中具合が悪くて、レイ曹長がいないのをいい事にベッドで休んだ。食欲もなく、昼食はほとんど食べずじまいでベッドに横になった。15時からはカノア軍曹とクリスマスの時の様に演奏するためのリハーサルをしなくてはならないのに・・・。少し寝たら気分が良くなった。でも体はだるい・・・。18時ごろまで色々とリハーサルをして部屋へ戻った。

 

1990年1月7日(月)

10時少し過ぎに連隊長以下士官、下士官の中で演奏した。

全て終わって昼食の時信じられない事に、新兵訓練で一緒だったイギリス人のティヴィッド・リスターに会った。なんという事だ。彼のことは一度も忘れた事がなく、いつも「どうしているかなぁ・・・。」と気にかけていた。彼は第4外人連隊の新兵訓練の後、母が病気という事で除隊したのだが、再び外人部隊に志願してきてあと1週間ほどで新兵訓練を終えるという。どこの連隊に行くかはわからないと言ったので、僕のいる連隊に来いと誘った。時間があまりなくほんの少ししか話は出来なかったけれど、話す事が出来て本当に嬉しかった。

 

1990年1月8日(火)

一日中救急について授業を受けた。明日はとうとう日番伍長につく。とても緊張する・・・。

 

1990年1月9日(水)

一日中救急のため日番伍長の仕事も少なかった。しかし初めてなので精神的に疲れた日だった。おまけに明日もだ。人員報告など少し言いにくいところでつまずいたりしたけれど、明日もまた頑張ろうと思う。

 

1990年1月10日(木)

一日中救急。

 

1990年1月11日(金)

午前中は救急のテスト。色々と体の部分とかの名称のフランス語が出て来なくて苦労した。明日も色々と筆記の試験があるので大変だ・・・。

 

1990年1月12日(土)

フランス語、数学、報告書などの試験をほぼ1日かけてやった。少々草臥れた・・・。

明日はベルトランドゥ(中隊の訓練用ファーム)へ向けて出発する。最後の山場、戦闘指揮などのテストだ・・・。

 

読んでくれた人ありがとう