アフリカ中西部日記 1

2020年8月21日

夕方16時にアパートを出る。大家さんの車で一路アヴィニョンTGV駅へ向かう。暑い。

車を降りてスーツケースを下ろして駅舎へ向かう。周りは皆マスク姿だ。今日は使い捨てのマスクを使用。吐く息が籠るので暑い・・・。

TGV(フランスの高速鉄道、新幹線みたいなもの)で一路パリというか空港へ向かう。3時間マスクつけっぱなしはどんな感じか確認出来るなぁ。

ウトウトしながら今日の終点、「シャルル・ド・ゴール空港第2ターミナル」へ到着。CDGVALという、第1から第3のターミナルとそこの間にあるパーキングを結ぶ連絡線に乗って第3ターミナルで降りる。そこから地上に出てホテルまで200メートル弱をスーツケースをゴロゴロ転がしながら、予約していたホテル「Ibis」に到着。もう21時近い。このホテルは、以前東アフリカでの仕事の帰りは毎回使っていたので現在「コロナ」でどうなっているか興味があった。

 

受付を済ませて部屋へ登る。スーツケースを置いたらまずはホテルのレセプション脇のバーへ直行してビールを注文。プラスチックのカップで提供になっていた。ちゃんと透明な衝立もある。もちろんホテル内はマスク着用だ。最初の一杯を注文して受け取ってから傍の椅子とテーブルがあるところへ向かう。テーブル同士はかなり広いスペースをとっている。ビールは500ミリぐらい入っていたけれどすぐ無くなったので2杯目を注文しにカウンターに戻る。大画面ではサッカーの試合をやっている。其れを見ながら3杯目を飲む。他には3人ぐらいいたかなぁ・・・。

 

飲み終えてレセプションの前を通り過ぎてホテルのレストランの入り口に立つ。

僕は一人なので僕の前にいた3人家族を飛ばしてすぐに席に案内された。さっきビールをあんだけ飲んだけれど、習慣でまたビールを注文してしまった。大中小があると言われたけれど、食べられなくなると困るので「小(250ml)」を注文。飲みながらメニューを見る。

ステーキでも食べようかと思ったけれど、ピザ屋なので残念ながらメニューにはなかった。「イタリアンのハムなどの盛り合わせ」というのがあったのでそれにする。せっかくなのでワインはロゼの1/4のボトル注文。流石にホテルのレストランだけあってサービスが早い。途中でまたワインを追加。バターをパンにつけてハムやチョリソなどなかなか美味しい。あっという間にワインが空いてしまいさらに追加。結局「ワイン1本分」を飲んでしまってかなり酔ったので支払いをして出る。

ホテルの入り口から外に出ると喫煙所があるのでタバコを1本吸って部屋に戻る。明日は6時に起きて朝食をとったら、第2ターミナルへ移動。トルコ航空で一路イスタンブールへ向かう。そこで乗り換えたらいよいよアフリカだ。

 

 

 

2020年8月22日(土)

6時起床。昨夜飲み過ぎたので頭が重い・・・。シャワーを浴びてスッキリさせる。

移動用の「Under Armour」のポロ・シャツ(速乾性の生地を使っていてとても着心地が良いので気に入っていた)を着て朝食のため降りてゆく。

食堂は「コロナ感染防止」のため、一つずつ袋に入ったパン、ヨーグルトなど。ハムまで1枚ずつパックになっていた。無人の朝食場でトレイにそれらを乗せて行った。最後にコーヒーのマシンで好みのコーヒーを入れる。スクランブル・エッグやベーコンなど無い朝食だ。床の矢印を目安に進んでいって食堂から出た。傍のテーブルがあるスペースでの朝食だ。小さい水のボトルを忘れたので、受付に言うと、一度出たので戻ることはできないから、と言う事で取って来て貰った。全てコロナ対策だ。

 

部屋に戻って荷物の準備をしてレセプションでルームカードキーを返却ボックスに入れてホテルを出る。また200メートルぐらいスーツケースをゴロゴロ引いてターミナル連絡線の乗り場まで行く。しばらく待ってから連絡線の無人電車に乗り込んで、第2ターミナルで降りる。そこからチェックイン・カウンターまでまたかなりの距離を歩かされた。チェックインは係員がまだ来ていない。近くのベンチで待った。8時近くになってポツポツと係員がやって来てそろそろチェックインが開始されると言うのがわかる。4、5人が並びだしたので僕もそれに並んだ。30分ぐらい待っただろうか?チェックインが開始された。いつもと違って時間がかかっている様だ。なぜなら搭乗前72時間以内のPCR検査で陰性じゃ無いと搭乗出来ないのでそれを確認しているのだ。僕の場合は乗り換えてからアフリカ行きに乗るのでヴィザがあるかどうかも確認された。僕のパスポートにはあちこちのアフリカの国のヴィザばかりなので、今度行く国のヴィザがどこにあるのか分かり難かったらしく何度もページを確認していた。

パスポート、Eチケットと一緒にPCR検査の紙も出す。それから、同僚2人がトルコ航空の便で荷物をなくしたのでそれを説明した。その女性は男性職員を呼んで、2人で僕の乗換の便を確認し始めた。スーツケースにつけるタグを3回ほど失敗して4回目に出て来たやつをスーツケースに取り付けた。それから「通路側の席をお願いできますか???」と聞いた。その女性職員はしばらくパチパチとキーボードを打ち込んでいて「イスタンブール行きと、その後に乗るアフリカ行き、2便とも非常口の所。広いですからねぇ(笑)」と笑って座席確保の作業は終わった。お礼を言ってチェックインは終わった。

さて、搭乗口へ向かう。手荷物検査で、止められた。金属探知機が鳴らない様にアマゾンで買ったプラスチック製バックルのベルトにつけていたナイロンのタバコケースを見て「それはなんですか???何が入っていますか???」と言われた。「タバコ入れです。でもバックパックに入れたので中は空ですよ」と説明した。ポケットのものは全てバックパックに入れていたので金属探知機はならなかったけれど捕まってしまった。それを外してX線の機械を通す。そして無事検査を通り抜けた。担当の男性職員が離れ際に「俺もおんなじベルトを使っているんだよ!」と自分のプラスチック製バックルのベルトを指差して笑った。

 

財布や携帯電話、腕時計などを身につける。搭乗口は、九十六番ゲート。これまたとんでもない距離を歩かされた。この日空港内だけで数キロ分は歩いたのでは無いか???

 

搭乗まであと1時間以上あった。売店でエヴィアンの水のボトルを2本買った。1本は売店傍の椅子に荷物を置いて一気飲みをした。暑いだけならいいのだが、普段使わない慣れないマスクで暑くて喉が渇いていた。仕事の移動時の空港ではいくら時間があってもアルコールは一切飲まない。

トイレへ行って身を軽くして喫煙所でタバコを吸った。搭乗口のそばに戻って搭乗を待つ。歩き疲れていたのでソファーが空いていて助かった。マスクで暑い。マスクを少しつまんで冷気を入れる。職員がだんだん増えて来てやっと搭乗開始。長い廊下を通って機内へ。非常口の所の通路側の座席で、真ん中は誰もいなくて窓際に女性が座った。

 

一路イスタンブールへ向かうのだ。イスタンブールの空港は以前東アフリカの仕事の時に何度も使ったのでよく知っている。喫煙場所もだ。と思っていたのだが、イスタンブールについて愕然とする・・・。

 

 

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