B102 abréviation=略称

遅まきながら、いろいろな略称について述べたいと思う。とにかく軍隊民間を問わず、フランス語は「略称」の洪水である。まず連隊関係からいこうと思う。

 

1er Régiment Étranger= 第1外人連隊、略は1RE オバーニュ(Aubagne)フランス外人部隊の本部。入隊及び除隊は必ずここ第1外人連隊を通る事になる。

 

1er Régiment Étranger de Cavalerie =第1外人騎兵連隊、1REC オランジュ(Orange)、2014年にカルピアーニュ(Carpiagne)に移転。105ミリ砲を装備した装輪式の装甲車で、主に威力偵察が任務。

6ème Brigade Légère Blindé=6BLB第6軽装甲旅団所属。

 

2ème Régiment Étranger d’infanterie =第2外人歩兵連隊、2REI フランス陸軍内で最大の歩兵連隊。新型装備のテストなども行われる。なので武器車両を問わず新装備をいち早く支給される事が多い。6BLB所属。

 

2ème Régiment Étranger de Parachutistes = 第2外人落下傘連隊、2REP 外人部隊唯一の落下傘連隊で、兵士の運動能力は非常に高い。有事には最初に派遣される事が多い部隊である。

 

2ème Régiment Étranger de Génie =第2外人工兵連隊 2REG サン・クリストル(Saint-Christol)外人部隊の中で一番新しい連隊。1999年創設、第27山岳歩兵旅団に属するので、厳しい山岳関係の訓練コースは必須である。

 

3ème Régiment Étranger d’infanterie = 第3外人歩兵連隊 3REI 南米仏領ギアナ・クールー(Kourou)ジャングル戦の訓練コースは、米海兵隊やブラジル軍も参加する。

 

4ème Régiment Étranger =第4外人連隊 4RE 新兵訓練が主で、3個新兵訓練中隊がある。その他、事務、通信、医務、車両整備などのスペシャリストの養成を行う中隊がある。またその他に伍長・軍曹訓練コースを行う中隊もある。小隊長基礎訓練資格も行う。

 

5ème Régiment Étranger =第5外人連隊 5RE ムルロア環礁(Mururoa)後にハオ(Hao島)に移転。フランスの核実験が行われたファンガトファ(Fangataufa島)や、1995年最後の核実験をムルロアで行った時の警備などを担当。その後はムルロア返還のための施設解体やHao島への連隊移転の作業。2000年に解散。

 

6ème Régiment Étranger de Génie=第6外人工兵連隊 6REG ロダン(Laudun)1999年に連隊番号が「1」に変わり1REGとなる。6BLB所属。僕が新兵訓練後に初めて配属になった連隊。

 

13ème Demi-Brigade de la Légion Étrangère = 外人部隊第13准旅団 13DBLE ジブチ(Djibouti)長い間ジブチに駐留していたが、現在はフランス国内に戻り、ラルザック(Larzac)に駐屯している歩兵部隊である。

 

DLEM = Détachement de la Légion Étrangère de Mayotte = 外人部隊マヨット分遣隊 ザウズィ(Dzaoudzi)フランスの海外県であるマヨットは、インド洋に面しており、フランスのプレゼンスをアピールしている。

 

取り敢えず今回は外人部隊の各連隊の名前と略称などでした。その他の略称は順次文中なりで書いていきます。

 

読んでくれた人、ありがとう

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