B 218 毒キノコには手を出すな!

1991年4月15日(月)

いつも通り。

 

1991年4月16日(火)

朝4時に起きて洗濯のためにカステルノダリーの街中の基地へ向かった。僕しか免許を持っていなかったし、日番伍長では無かったので僕が運転した。どういう訳か二日酔い気味で、運転するのが大変だった・・・。

 

1991年4月17日〜4月23日記載なし。

 

1991年4月24日(水)

Marche Képi-Blanc(外人部隊の象徴である白いケピを獲得するための長距離行軍)へ出発した。太陽が出ていてとてもいい天気だった。

無事に1日目の行軍が終わり宿営地に着く。

 

1991年4月25日(木)

明け方からひどい雨になり出発前から既にひどく濡れてしまっていた。歩き出すとすぐに雪に変わり半長靴の中はまるで河でも渡ったかの様にグチョグチョになった。

夕方本日の宿営地に着いたけれど背嚢や寝袋など全て濡れてしまっていてこれは新兵たちには野営はきついだろうと言う事で中尉は予定を変更して訓練所のla Jasse(ラ・ジャッス)へ戻ると言う事になった。兵士のミショウは酷いマメを作りびっこを引いて歩きづらそうであったので、僕の背嚢に掴まって歩いた。夜、22時ごろに訓練所に戻った。急いで武器手入れをして、僕がベッドに横になったのは明け方の3時であった・・・。

 

1991年4月26日(金)

明日ここの訓練所のある敷地で中隊でのカメロン記念日の夕食会があるので小隊中の新兵たちはいろいろな作業があり忙しかった。4人の新兵が毒キノコを食べて医務室に運ばれた・・・。食事以外何も食べる物は無いので新兵たちはいつも腹を空かせていた。僕が新兵の頃もいつも腹を空かせてはいたが、毒キノコには手は出さなかった。そんな同僚もいなかった・・・。

 

1991年4月27日(土)

中隊長以下中隊全員が揃い夕食会はバーベキュー・パーティーであった。僕は散々食べて飲んだ挙句、武器庫のガードと言うのを言い訳にしてベッドでグーグーと寝入ってしまった・・・。

 

読んでくれた人ありがとう

 

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