B191 湾岸戦争

1990年9月5日(水)

午前中いっぱい登り道だった。コマンド訓練の様な道があったりして面白かった。夕方待ちの中で少し休んだ。バーのテラス席に軍曹以下3人でドッカと腰を下ろしてビールを飲んだ。他の人々には異様な光景だったに違いない。

 

今夜の野営地には中隊長も来ていて、夕食は携帯食料ではなく新鮮な肉にありついた。ワインもありだいぶ気分が良かった。ガードも一番最初だったのでゆっくり出来た。

 

1990年9月6日(木)

8キロほど走ってからZodiac(折りたたみボート)を組み立てて舟遊びもどきをした。一日中太陽に照らされている湖はすでに緩くなっていた。戦闘服で泳ぐ訓練を少しやって帰りの支度を始めた。

 

1990年9月7日(金)〜9月12日は中隊勤務

 

1990年9月13日(木)

中隊勤務が終わったので、週末は48時間の外出だったのでパリへ向かった。パリの「カラオケ店」で飲んでいると第2外人歩兵連隊のホシナ君から電話があった。イラクとの問題のために隣のサウジアラビアへ出かけることになったと言うことだ。のちの湾岸戦争である。

 

1990年9月16日(日)

連隊に戻ると第2中隊がサウジアラビアへ行く事になったという事だった。僕らの第3中隊は行かないのか???

 

1990年9月17日(月)

夕方、連隊で集合した。第2中隊と支援中隊の一部が木曜日にサウジアラビアへ向けて出発するらしいという事で、僕ら第3中隊は行く見込みはない様なので残念で仕方がなかった。2B Peinture(塗装部署)が24時間体制で第2中隊のVAB(装甲車)などの塗装をしている。中央ヨーロッパ用の黒やグリーンの塗装から砂漠用の迷彩を施しているのだ。夜なのに電気がついていて大変な作業だ。

 

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